1.7. リサンプリング #
1.7.1. 機能概要 #
データのリサンプリングを行います。 時系列データは秒単位、分単位等など一定間隔である場合やまたは不均等データから構成されます。 この時刻間隔を任意の間隔に変更することをリサンプリングと言います。 例えば以下のような事が行えます。
- 1 分単位のデータを 1 時間で丸める(ダウンサンプリングする)。
- 1 時間単位のデータを 1 分単位に補間する(アップサンプリングする)。
※アップサンプリングは一部の不均衡データを補正する場合を除き禁止されています。
下図は、1か月分の取得したデータを1日ごとに折れ線グラフ(青色)として可視化したものです。今回の例では、このデータを5日ごとの最初のデータで丸めてダウンサンプリング(橙色)しています。

ダウンサンプリングには、データを簡略化し計算リソースを節約できたり、変動を平滑化することで中長期的な傾向を捉えられるメリットがありますが、適切にサンプリングを行わないと重要な情報の損失に繋がったりAIモデルの精度が低下する場合があるので注意が必要です。
1.7.2. 入力と出力 #

種別 |
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データ |

種別 |
---|
データ |
1.7.3. 操作方法 #
1.7.3.1. 結線 #
対象データを結線してください。
1.7.3.2. パラメータの設定 #
サンプリング単位を選択してください。
- 秒
- 秒単位
- サンプリング間隔
- 0 より大きい値で入力してください。
- 分
- 分単位
- サンプリング間隔
- 0 より大きい値で入力してください。
- 時間
- 時間単位
- サンプリング間隔
- 0 より大きい値で入力してください。
- 日
- 日単位
- サンプリング間隔
- 0 より大きい値で入力してください。
1.7.3.3. 実行 #
- パラメーターに従いリサンプリング処理が行われます
- データとパラメーターの組み合わせによっては、処理結果の先頭行に欠損値が現れる場合があります。その際は、欠損値が現れた該当行を削除しています。
- 処理が成功すると、メッセージが表示されます
- 処理時間が 10 分を超えるとタイムアウトし、処理が強制終了されます。
1.7.3.4. 処理結果の確認 #

- 必要に応じて、表形式、統計量、グラフ形式で分割結果を確認してください
- 統計タブやグラフタブから確認できます