1.1. 文字列置換 #
1.1.1. 機能概要 #
- 与えられたデータに対し、文字列を指定された値で置き換えます
実際のデータは必ずしもAIモデルがそのまま扱えるものであるとは限りません。AIモデルでは数値データのみ扱うことが可能なので、文字列データはすべて数値データに変換する必要があります。文字列のデータが登録されるケースは次のような事象が考えられます。
-
欠損値が"NULL"という文字列になって登録されている
この場合は欠損値であることを表す"NULL"を外れ値(99999999など)に一度変換し、あとで外れ値補間を行い数値データに変換します。
-
そもそも文字列としてデータが登録されている
例えば、アンケートの回答として「良い」「普通」「悪い」のようなものです。このような、順序や大小に意味があるデータ(順序尺度)の場合は、「1」「2」「3」の数値にそれぞれ変換することが考えられます。
1.1.2. 入力と出力 #

種別 |
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データ |

種別 |
---|
データ |
1.1.3. 操作方法 #
1.1.3.1. 結線 #
処理対象データを結線してください
1.1.3.2. パラメータの設定 #

A. 例として、‘PM2.5濃度’の列にある’data_xxxxx’を'100’に置換した場合

B. Fromにdata_xxxxx Toに100と入力します

設定項目 | 説明 | 初期値 |
---|---|---|
From | 置換前の文字列 | |
To | 置換後の数値 |
C. “ペアの追加"を押すことで、複数の置換を同時に行うことが可能です。
1.1.3.3. 実行 #
D. “実行” ボタンを押し、実行します。
- パラメーターに従い置換処理が行われます
- 置換が成功すると、メッセージが表示されます
- 処理された件数が表示されます
- 処理時間が 10 分を超えるとタイムアウトし、処理が強制終了されます。
1.1.3.4. 処理結果の確認 #